新興大国インドの行動原理 独自リアリズム外交のゆくえ [ 伊藤 融 ]

独自リアリズム外交のゆくえ 伊藤 融 慶應義塾大学出版会シンコウタイコクインドノコウドウゲンリ イトウ トオル 発行年月:2020年09月12日 予約締切日:2020年08月21日 ページ数:260p サイズ:単行本 ISBN:9784766426953 伊藤融(イトウトオル) 防衛大学校人文社会科学群国際関係学科准教授。

1969年生まれ。

中央大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程後期単位取得退学、法学修士。

在インド日本国大使館専門調査員、島根大学法文学部准教授等を経て2009年から現職。

専門領域:国際政治学、インドを中心とした南アジアの外交・安全保障(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) はじめに 「理解できない国」としてのインド/第1章 理想主義から現実主義への転換か?(通説としてのインド外交史/西洋のレンズでみたインド外交/インド外交転換論の矛盾/インドに根ざした国際政治学へ)/第2章 DNAとしての戦略文化(大国志向/自主独立外交へのこだわり/「アルタ的現実主義」の伝統)/第3章 外交政策を制約する構造はなにか(脆弱な国民国家ーエスニック分離主義への対応/弱い連邦政府ー中央ー州政治過程の変容/域外修正主義と域内現状維持の力学)/第4章 インドのおもな対外関係ー直面する課題(パキスタンとの「持続的紛争」ー対立はなぜ終わらないのか?/大国間での多角的外交ー「全方位型戦略的パートナーシップ」の意義/日印関係の限界と可能性ー日本になにを期待するのか?)/おわりに モディはインド外交を変えたのか? 日本にとって「重要だが理解できない国」インド。

中国が存在感を増すなかで、アジアの新たなる大国の、外交の見えざる行動様式をあぶりだす。

本 人文・思想・社会 政治

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